どんな運動?
基本手順(座位・両足つかみ)
- 参加者が円形に座り、ペットボトル(350–500ml・空)を足でつかんで隣の人へ渡す運動です。
- 基本は椅子に浅く座り、背すじを伸ばして実施。滑り止め付きの室内靴が安全。
- 背もたれに軽くもたれて姿勢を整える(骨盤を立てる)。
- かかとを前に出し、つま先を上げる(足首背屈)。
- 両足の内くるぶし〜前足部でボトルを軽く挟む。
- 体幹を安定させたまま、片足ずつ小さく開閉しながら隣へそっと渡す。
- 受け取る人は足で受け、同様に次の人へ。
期待できる効果
筋力・可動性
- 股関節屈曲・内転、膝伸展、足関節背屈(すねの前側)と足指把持の活性化
- ふくらはぎ・ハムストリング軽度伸張 → 下肢のこわばり軽減
- 足指・足底筋の刺激 → つま先の引っかかり予防に役立つ
バランス・歩行
- ボトルを持ち上げる時に体幹の抗重力筋が働く → 座位バランス向上
- 足首背屈・足指把持の反復 → 歩行の振り出し、踏ん張りの感覚づくり
循環・むくみ
- ふくらはぎのポンプ作用で下肢の血流・リンパ還流が促進 → むくみ軽減が期待
認知・反応
- 方向・順番・合図に反応する注意分配・反応抑制のトレーニング
- デュアルタスク化で認知機能の活性と転倒予防要素の強化
社会性・気分
- 協力・声かけで交流が生まれる/成功体験による自己効力感アップ